ロジカルシンキングのノウハウ・ドゥハウ
入門の方であろう。 そうであるならば、この本はポジショニングとしては正しい。 小難しく理論で攻める本気汁タイプのものは上級者用であるから。 「ロジカルシンキングを教える本はロジカルでないといけない」 ⇒読者にメッセージが伝わらない本はロジカルではない つまり分かりやすさが評価軸となるが、この本はとてもそれを わきまえている。繰り返しの表現など、とても記憶に残る。 図も入門者にとっては必要なものであり、「できる!」という感じ である。上級者には文字やフローだけで十分であるが、この本の ターゲットはそうではない(?)ため、とても我々の視点を重視 している。決して頭が!キレるということをひけらかしておらず、 読んでいて心地はよい。プレゼン前にサラっと読むだけで違うと思う。 コストパフォーマスを考えると持っていていいかもしれない。
わかりやすく表現するポイントを学べます。プレゼンで表現したいことはあるんだけど、いまいちまとまらない時には本書の切り口を使うと うまくまとまったりしますよ。この本で本当のロジカルな思考法が身につくとは思いませんが、何かと便利なことは間違いなし。
HRインスティチュートというコンサルティング・グループの野口吉昭さんが編者。 ロジカルシンキングというと、「ロジックツリー」という手法が目立つが、この本では、それ以外にも8つの手法を取り上げている。 まず、体系としては以下の3つに分かれている。 1) 3つの思考法 2) 3つの基盤スキル 3) 3つのツール つまりは、ロジカルに考えるために、上から順に − ロジカルな考え方の原点 − ロジカルな考え方へのブレイクダウン − ロジカルに整理するためのツール といった形でそれぞれのパートを構成している。 また、上記の各パートには、それぞれ3つのスキル/ツールが紹介され、どのように活用するのか、なぜ必要なのか、など詳細に説明してくれる。 さすがに、「ロジカルシンキング」と題名をつけているだけあって、 それぞれの内容が、非常にロジカルに整理され、おまけに、3つのパートで、各々3つのスキル/ツールとなっており、非常に頭に入って覚えやすい。 この手の手法本は、技術論ばかりに走ってしまい、「じゃあ、実際どうやって実行するのか?」というところは置き去りにされているケースが多いが、この本は、最後のパートで具体的なケースを交えて、ロジカルシンキングを活用しているケースと、そうでないケースの比較をしている。 これには、さすが「ノウハウ・ドゥハウ」とタイトルにあるだけあって、きちんと「ドゥハウ」をカバーしていることに感心した。 仕事では、ロジカルシンキングが常に求められる。 そんなとき、「そもそもロジカルって何?」 といった疑問にぶつかったら、ぜひ読んでいただきたい。 そうすれば、既にロジカルシンキングができていた人は、 「なるほど、私のやり方は正しかった」 と再認識することができるでしょうし、 ロジカルシンキングでなかった人は、 「こうすれば、ロジカルになるんだな」 と新たな考え方を取り入れることになるでしょう。 |